「そしたらさ、あいつ一人で家から出てきたんだ。
絶好のチャンスだったよ。…なのに、突然ぶわーっと小さい頃の
思い出とかが蘇ってきて…は、はは、全然駄目だった。
俺その時、今まで生きてきた中で一番・・・
本当にのた打ち回るほど悔しかった。
あいつは笑って俺を蹴れるのに、俺は…。
それから部屋に帰って、そこの梁にロープ結んで、
首吊って死のうと思ったんだけど、悔しくて悔しくてそれも出来なかった。


冬柴さん、頼む、後藤を殺してくれ。
あいつを殺してくれたら、俺は冬柴さんのために何でもする。
俺は、このままじゃ死ぬことも生きることも出来ない。
冬柴さん、後藤を殺して下さい。お願しますお願いしますお願いしますお願いします」
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