「冬柴さん…あ！驚かせちゃった？ ごめん、こんな待ち伏せみたいに…周りに人がいない時が 中々ないから…。 あの、これ、ちょっと遅くなっちゃたけど… 受け取ってもらえるかな？うん、誕生日の。 あ、そ、そんなこと言わないで、受けとって貰えなかったら 捨てるしかないし…頼むよ、ね？とりあえず開けて見て。 ……ど、どうかな？趣味に合わないかもしれないけど。 そう？あは、良かった。 ほんと、変な意味じゃなくて、感謝の気持ちっていうか。 うん、冬柴さんは知らないだろうけど、俺、冬柴さんに会えたことですごい変われたっていうか、見える世界が変わったっていうか…はは、訳わかんないよね。 とにかく、感謝してるんだ。ありがとう」